松村公嗣の世界企画ページ

郷さくら美術館 特別展

松村公嗣の世界 —出会いとその軌跡—

会期:2022年12月3日(土)- 2023年2月26日(日)

主催:郷さくら美術館

後援:一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会

開館時間:10:00-17:00 (最終入館 16:30)

休館日:月曜日[但し1月9日は開館、1月10日は振替休館]、
    年末年始[12月29日〜1月5日]

※本展覧会は写真撮影が可能です。

美術館からのごあいさつ

このたび郷さくら美術館では、郷さくら美術館特別展「松村公嗣の世界—出会いとその軌跡—」を開催いたします。 日本画家松村公嗣は、現代日本画壇を牽引する作家の一人です。愛知県立芸術大学の在学時、片岡球子に師事し、日本画の基礎を学びました。大学院へ進学した年に院展に初入選し、以後受賞を重ね、現在は日本美術院の同人で理事を務めています。
母校の愛知県立芸術大学では、半世紀にわたり後進を指導し、学長まで務めました。雑誌『文藝春秋』の表紙絵の制作でも広く知られています。松村は制作において、特に取材を大切にしており、取材で訪れた国内外の自然・風景・人々との「出会い」を通して得た感動を作品へと昇華しています。 本展は、学生時代から足繁く取材した津軽の海と生活風景を描いた作品群や、30歳の時に初めての海外取材でインド・ネパールを訪れたことをきっかけに約30ヵ国を取材して描いた作品群、そして原点へ立ち戻り故郷の奈良や日本の美を描いた現在に至る作品群をご紹介いたします。
松村公嗣の画業約50年の作品を一堂にご覧いただける回顧展となっております。幻想的で生命力あふれる作品群をどうぞご堪能ください。

展覧会によせて — 松村公嗣先生より

この度、郷さくら美術館にて個展を開催させていただくこととなりました。日本画を志して50年近くの年月が経ちます。奈良県で生まれ育ち、のんびりとした自然と季節がいつも傍にありました。愛知県に移り住んでから、幼少期の記憶は幽玄としてより濃くなった気がします。様々な『出会い』の中で、その折に抱いた感動を大切にして作画をいたしてきました。その道程は長くもあっという間のようにも感じています。ここまで長い間続けられたことは、支えてくださった皆様のお陰です。今回の展覧会に際しましても、若い時分から背中を押してくれた方々がおります。コロナ禍でもこうした機会をいただけましたことに深く感謝申しあげます。思えば人生の殆どを作画に費やしました。その足跡をご高覧いただけますと幸いです。

松村公嗣

松村公嗣 略歴

1948年 奈良県生まれ
1974年 愛知県立芸術大学大学院修了 片岡球子に師事
1975年 山種美術館賞展 人気賞
1979年 第34回春の院展 奨励賞 (’84, ’87, ’92, ’94)
1986年 再興第71回院展 奨励賞(’91, ’93, ’94, ’95, ’96, ’97)
1989年 第10回山種美術館賞展 買上
     名古屋御園座緞帳「十二支」原画制作
1995年 第50回春の院展 春季展賞(’96)
     第14回日本美術院奨学金(前田青邨賞)
1997年 第52回春の院展 外務大臣賞
1998年 日本美術院同人推挙
2000年 愛知県立芸術大学日本画教授就任(〜2018年3月退任)
2004年 再興第89回院展 文部科学大臣賞
2007年 再興第92回院展 内閣総理大臣賞
     第3回足立美術館賞
2010年 絵本『すみ鬼にげた』にて第57回産経児童出版文化賞・美術賞
     春日大社「平成おん祭絵巻」全6巻を奉納
2011年 『文藝春秋』表紙絵を担当(1月号〜)
2013年 愛知県立芸術大学学長就任(〜2018年3月退任)
2018年 松村公嗣 日本画展—時を感じて—(日本橋三越本店/東京都)
2019年 愛知県立芸術大学 学長退任記念 松村公嗣展—巡る—(松坂屋美術館/愛知県)

現在 日本美術院・理事同人、愛知県立芸術大学名誉教授

見どころ

本展は、松村公嗣の画業約50年の作品を3つのテーマからご紹介いたします。1つは、学生時代に津軽の海と生活風景を描いた作品群です。松村公嗣が春の院展に初出品・初入選した《漁婦》などをご覧いただけます。2つ目は、30歳の時に初めて訪れた海外取材をきっかけに約30ヵ国を取材して描いた作品群です。中国のチベットを取材した《群》や画家自身が傑作と語るインドを取材した《ベナレス》など国際色豊かな人物・風景をお楽しみいただ けます。3 つ目は、原点へ立ち戻り故郷の奈良や日本の美を描いた現在に至る作品群です。奈 良県当麻寺を取材して 2021 年に制作された新作の《雪月華》をご覧いただけます。また、火祭りと春の桜を描いた《冬音春気》、夏の朝顔を描いた《朝露朝顔》、秋の風景を描いた《野分》、冬に行われる火祭りの行事を描いた《昇》など、日本の四季を意識して展示いたします。画風の変遷に注目していただくとともに、幻想的で生命力あふれる作品群をどうぞご堪能ください。

展示作品

松村公嗣《群》1990 年
松村公嗣《ベナレス》2004 年
松村公嗣《漁婦》1972 年
松村公嗣《想》1993 年
松村公嗣《雪月華》2021 年
松村公嗣《冬音春気》2009 年
松村公嗣《朝露朝顔》2021 年
松村公嗣《野分》1996 年
松村公嗣《昇》1993 年

アーティスト・トーク

松村公嗣先生によるアーティスト・トークを開催いたします。

・12/3(土)
・1/21(土)
・2/26(日)

各回14時 開始
要入場券・参加費無料

開始時間になりましたら展示室入り口へお集まりください。
※感染状況により内容が変更となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

※美術館内での出品リストの配布は行なっておりません。
ペーパーレス化へのご協力をお願いいたします。