展覧会 2022年 第2回 FROM —それぞれの日本画—

第2回 FROM —それぞれの日本画—

会期:2022年5月21日(土)- 6月19日(日)

主催:郷さくら美術館

後援:一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会

助成:公益財団法人朝日新聞文化財団

開館時間:10:30-17:00 (最終入館 16:30)※臨時

休館日:月曜日

ご好評につき、「第2回 FROM—それぞれの日本画—」図録は完売いたしました。

美術館からのごあいさつ

この度、郷さくら美術館では、日本画グループ展「第2回 FROM -それぞれの日本画- 」を開催いたします。これからの日本画壇を担う若手作家たちが、研究・挑戦・発表を目的として2020年に「FROM」というグループを結成しました。“FROM”には、“生まれや学歴はもちろんのこと活動経緯や所属が様々でありながらも同じ意識を持つ作家集団であること”という意味が込められています。 このグループ展に参加する作家は、押元一敏、川﨑麻央、喜多祥泰、木下めいこ、関谷理、武田裕子、田島周吾、長澤耕平、野地美樹子、山浦めぐみの10名です。彼らは日本画という伝統的な技法を継承しながらも、現代に生きる感性で自由な絵画表現を模索しています。本展は、10名の作家が描き下ろした大小様々な作品を一同に展示いたします。現代日本画の表現を追及した魅力あふれる作品の数々をどうぞお楽しみください。

出品作家からのごあいさつ

この度、第2回『F R O M』を開催する運びとなりました。本展は「日本画」に軸足を置く作家10名による、大作の発表を旨とするグループ展です。揺れ動く社会状況にあって日々の制作と向き合う中、次第に自身の作品が小さくまとまっていってしまうのではないかという危機感に駆られることがあります。常に挑戦する気持ちを持ち続け各々の問題を提起すること、そのために今いちど大作に取り組んでみようという考えに至りました。「日本画」という言葉の社会的な受け止め方も時代とともに変化していく中、問題意識やアプローチは出品者それぞれですが、各々の作品が並置され、ぶつかり合い、響き合う中にグループ展としての意味があります。そこから「現代の日本画」や、より普遍的な「現代の絵画」のかたちが立ち現れることを期待しています。ぜひご高覧いただき、忌憚のないご批評をいただけましたら幸いです。第2回展開催にあたり多大なご尽力をいただきました郷さくら美術館はじめ、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

展示作品

川﨑麻央《七福流転》2022年
木下めいこ《花姿~向日葵~》2022年
喜多祥泰《踊る虎》2022年
喜多祥泰《踊る龍》2022年
長澤耕平《汐入の風景》2019年
長澤耕平《街の明かり》2020年
野地美樹子《Uneri》2022年
押元一敏《富士礼讃》2022年
関谷 理《neglfar》2020年
田島周吾《八色椿図》2020年
武田裕子《春のあと おくのもりへ》2022年
山浦めぐみ《From the books on my table Triangles#02》2021年

アーティスト・トーク

出品作家によるアーティスト・トークを開催いたします。

開催日:5/21(土)14:00~
事前予約 不要

参加作家
押元一敏、川﨑麻央、木下めいこ、関谷理、武田裕子、長澤耕平、野地美樹子、山浦めぐみ

出品作家のうち8名による作品解説をお楽しみいただけます。
開始時間になりましたら1F展示室へお集まりください。

同時開催:「桜百景展 vol.27」

「桜百景vol.27」展は、当館所蔵の作品の中からテーマを設けて展示しております。今回は、「山笑う」と題し、12 点を展示しました。山を飾る桜花の美しさを間近に感じて頂けます。また、山と桜を描いた風景は落ち着いた空気があり、どこか 懐かしさを感じさせます。当館が所蔵する山と桜をご覧になり、心安らかな ひと時をお楽しみください。また、今回は吉田舟汪先生の新作である《雉子鳴く》を展示します。個性あふれる山と桜をぜひご堪能ください。

【出品作家】(五十音順)
 荒井孝、伊藤深游木、吉川優、吉田舟汪、渡辺信喜 他

展示作品

吉田舟汪《雉子鳴く》2022年

出品リスト

※美術館内での出品リストの配布は行なっておりません。
ペーパーレス化へのご協力をお願いいたします。