平松礼二の世界企画ページ

郷さくら美術館 特別展
平松礼二の世界
—日本美の在り処を訪ねて—

会期:2021年12月4日(土)- 2022年2月27日(日)

主催:郷さくら美術館

後援:一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会

監修:平松礼二展実行委員会

開館時間:10:30-17:00 (最終入館 16:30)※臨時

休館日:月曜日[但し1月10日は開館、1月11日は振替休館]、年末年始[12月27日〜1月3日]

※本展覧会は写真撮影が可能です。

美術館からのごあいさつ

このたび郷さくら美術館では、郷さくら美術館特別展「平松礼二の世界-日本美の在り処を訪ねて-」を開催いたします。 日本のみならずドイツやフランスなど世界的に評価を受けている日本画家・平松礼二。本年、フランスでの個展や精力的な「ジャポニスムシリーズ」の発表など、長年の印象派・ジャポニスム研究やフランスでの活動及び日本画による文化交流の功績が高く評価され、フランス共和国芸術文化勲章を受章されました。
本展は、ライフワークとして生まれた「路シリーズ」や「ニューヨークシリーズ」、クロード=モネの睡蓮からインスピレーションを受けた「ジャポニスムシリーズ」など、精力的に創作活動を続ける平松礼二の作品をご堪能いただける回顧展となります。
伝統的な日本画を継承しながらも常に新しい画風への挑戦を試み、国内外で「現代の琳派」と称され高く評価されている平松礼二。その独自の画風を心ゆくまでお楽しみください。

展覧会によせて — 平松礼二先生より

1983年頃、私は「泣きながら越える丘」という大作に挑んでいました。辛く厳しい日々の中、この坂道を越えればきっと、自分の望む新しい日本画を生み出せるだろうと願いつつ。 それから40年後、2021年3月13日、私は在日フランス大使館の大使公邸にいて、フランス藝術文化勲章シュヴァリエを大使より授与いただきました。 1994年より現在迄、研究課題をジャポニスムの源流を探ることに絞り、日本、フランスを往来し、取材、制作、発表、講演などに没頭しましたが、課題は大きく、まだ夢の途中です。この夢の研究は、多くの方々の支えがなければ成り立ちませんでした。日本・フランス・アメリカ・ドイツの行政、美術、報道、友人、知人の方々に、今、心の中で100万本の薔薇の花を感謝のしるしとして捧げたく思います。 見果てぬ夢をいつまで追い続けられるか分かりませんが、神さまより筆を置けとの声が届くまで、努力いたします。 ありがとうございました。

こころよりの感謝をこめて
平松礼二

平松礼二 略歴

1941年(昭和16年) 東京都に生まれ、愛知で育ち、現在鎌倉市在住
1961年 (昭和36年)  愛知県立旭丘高校美術課程卒業(日本画コース)
1965年 (昭和40年)  愛知大学法経学部卒業
1979年(昭和54年) 第1回中日大賞展大賞受賞(中日新聞社他、主催)
1988年(昭和63年) 第1回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞
1989年(平成元年)  第10回山種美術館賞展大賞受賞
1994年(平成6年)   平松礼二展(パリ JALギャルリ)
1996年(平成8年)   平松礼二展(台湾 高雄市立美術館・台北市立美術館)
2000年(平成12年) 『文藝春秋』1月号より表紙画担当(2010年12月号迄11年間)
           第12回MOA岡田茂吉賞大賞受賞
2006年(平成18年) 町立湯河原美術館 平松礼二館開館
2011年(平成23年) 平松礼二展「画家50年の軌跡」(名古屋市美術館)
2013年(平成25年) 平松礼二 「睡蓮の池・モネへのオマージュ」
            (フランス ジヴェルニー公立印象派美術館)
          「日曜美術館-平松礼二 命巡る睡蓮の庭」に出演(NHK)
2014年(平成26年) 平松礼二展 「睡蓮画・モネへのオマージュ」
          (ドイツ ベルリン国立アジア美術館)
2016年(平成28年) 順天堂大学 国際教養学部 客員教授に就任
2017年(平成29年) 愛知大学 名誉博士号授与
2018年(平成30年) 「ジヴェルニーで平松礼二展」(フランス ジヴェルニー公立印象派美術館)
2019年(令和元年)  ゆりかもめ新橋駅に、原画・監修のステンドグラス「四季・東京ベイ」完成
2021年 (令和2年)  平松礼二「睡蓮交響曲展」(町立湯河原美術館)
           フランス共和国・芸術文化勲章/シュバリエ叙勲

現在 無所属
   順天堂大学国際教養学部 客員教授
   町立湯河原美術館 名誉館長
   愛知大学 名誉博士

見どころ

墨や金箔を用いた伝統的な日本画の技術と大胆な色使いや構図で変幻し続ける四季やモチーフの時間の経過を描く平松礼二。今もなお、多彩な表現方法に挑戦し続けています。その独自の画風は「現代の琳派」と称され、国内外で高く評価されています。「平松礼二の世界展」では、日本画特有の様式美や装飾性に遊び心を交えて描かれた数々の作品をご堪能していただくとともに、改めて日本画の持つ美しさや華やかさ、特質性を感じていただければと思います。伝統的な日本画を継承しながらも常に新しい画風への挑戦を試みてきた平松礼二の選りすぐりの作品をご覧ください。

展示作品

《日本の祈り・ 花が咲く》2018年
《路・野菊讃》1996年
《路・ かまくら装秋曲》1993年
《路・旅愁》1997年
《NEW YORK- WHITE MOON》1994年
《早春の暦 (ジャポニスム)》2002年
《モネの池・夢春秋》2016年

※美術館内での出品リストの配布は行なっておりません。
ペーパーレス化へのご協力をお願いいたします。